シー・ズーのかかりやすい病気

丈夫と言われるシー・ズーですが、やはり日頃からのチェックによる早期発見・早期治療が大切です。またシー・ズーのような短頭種は、呼吸器系の病気が多々見受けられます。鼻息がうるさかったり、開口呼吸をよくしていたり、激しいいびきが頻繁なときは、一度獣医さんに診てもらうといいでしょう。また突然倒れたり、呼吸停止が起こった場合は、舌を引っ張ったり、口の中に手を入れて、呼吸ができるように気道を確保してあげてください。

アレルギー性の皮膚疾患が多いために皮膚の弱い子が多いといわれています。もともとが、寒い地方の原産で、床までで伸びる豊かなダブルコートの毛と潰れた鼻は、日本の高温多湿な夏を過ごすには注意が必要です。

チャームポイントの大きな目、好奇心旺盛な陽気な性格は、各種の結膜炎・角膜炎をおこす要因になっています。被毛が眼球を傷つけないようにするなど日頃からよく気を配ってあげてください。。片目をショボショボさせたり、膿のような目やにが出るときは目を見てあげてください。明るい光の下で見れば、結膜の異常・角膜の傷は肉眼でも見つけられる場合が多いです。そのままにして置くと、前足で擦って悪化する場合があります。耳の中にも毛が伸びるために蒸れたり、また、脂っこい体質の子もいるので、外耳炎には、注意が必要です。骨折などは、短い足、太い骨格のため、他の小型犬に比べると少ないようです。

<特に気をつけたい病気>
  • 鼻腔狭窄:生まれつき鼻の穴が狭く、鼻から十分な呼吸ができないので開口呼吸を行います。原因は生まれつきで、なりやすい犬種はパグ、ブルドック、シーズなど、短頭種に多いようです。これを放っておくと、ゆくゆくは心臓病の原因になりますので手術で鼻の穴を大きくしてあげましょう。
<気をつけたい病気>
  • 眼瞼内反症:瞼が内側にめくれて目を傷つけます。重度の場合は外科手術が必要です。外側にめくれる(眼瞼外反症)症状もあります。
  • 進行性網膜萎縮症:網膜が萎縮して正常に働かなくなる遺伝性の病気です。初期は夜に目が見えづらくなり、しだいに日中でも見えなくなって、やがて失明してしまいます。初期のうちは外見上、正常な目と見分けがつきません。
  • 乾性角結膜炎:眼球の露出面積の大きいイヌは目が乾きがち、ドライ・アイになりやすい。ドライ・アイの状態が長く続くと角膜表面が乾燥し、炎症を起こします。角膜の中心から白濁してきたり、目をしょぼしょぼさせます。目薬を1日数回点眼し、角膜の表面を保護します。
  • 股関節形成不全:体と後足をつなぐ股関節部分に緩みと変形が生じ、痛みのために犬が自分の体重を支えきれなくなり、歩けなくなってしまう病気。複数の遺伝的要因が関与していると考えられています。
  • 外耳炎:耳の穴の入り口から鼓膜までの外耳道の炎症のことで、耳アカに細菌や酵母菌が繁殖することで発生します。耳の中が痒かったり痛かったりするので、しきりに頭を振ったり耳を掻いたりします。また時には悪臭や排濃を伴います。耳掃除でいつも耳を清潔にしておくほか、お風呂に入れたときなどは、耳の中に水を入れないように注意しましょう。
<たまにみられる病気>
  • フォンウィルブランド病:遺伝的に血液の凝固因子(フォンウイルブランド因子)が上手く働かず、出血しやすく、止血しにくい病気です。特異的な検出法がなく、確定診断は困難です。治療に関しては、血友病と同様に新鮮凍結血漿の輸血などを行います。

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